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待ちわびていた白米を前に笑顔を見せる新宅佑輔君=神戸市西区神出町宝勢
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待ちわびていた白米を前に笑顔を見せる新宅佑輔君=神戸市西区神出町宝勢
脱穀へ向けた畑での作業の様子=神戸市西区神出町宝勢
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脱穀へ向けた畑での作業の様子=神戸市西区神出町宝勢

 今年、田植えから稲刈りまでを体験する米作りに挑んだ神戸市西区の市立井吹東小3年、新宅佑輔君(8)。その様子を9月16日付朝刊で紹介したが、10月中旬、大切に育てたコシヒカリを脱穀、精米し、念願の白米を口にした。悪天候の影響で収穫量は落ちたが、「次はいろんな人に食べてもらえるように、いっぱい作る」と誓っていた。

 新宅君は大の白米好きで、「自分で作りたい」と春から、同区神出町宝勢の休耕田約600平方メートルを借りるなどして米作り。周辺農家の助けを受けながら、手作業中心の昔ながらの無農薬製法にこだわった。

 肥料などの経費は新宅君がお年玉貯金から出したが、8月の長雨などで収穫量は予想より大幅に減少。記事を読んだ同区に畑を持つ女性(54)からは「お小遣いのたしに」と稲わらを買い取る申し出もあった。

 今月16日に天日干しにしていた稲を脱穀し、近くの米農家、萩原秋男さん(75)宅で機械を借り、精米して羽釜で炊き上げた。

 真っ白なお米を一口食べた新宅君は「モチモチしておいしい。いつものお米とは何か違う」とうなずきながらにっこり。2杯目は生卵をかけて楽しんだ。

 「師匠」の農家中井知広さん(59)も試食し、「ほんまに甘い。合格やな」と称賛。母親の雅美さん(46)は「農家さんをはじめ、たくさんの人の愛情をもらい、米作り以上の大きな経験ができた」と目に涙をためて感謝していた。新宅君は来年も、同じ田んぼを使って再挑戦するという。(名倉あかり)

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