兵庫の魅力発信「ふれあいフェス」 17日まで県産品販売やライブ

2021/10/16 22:54

県の木材を使った木製迷路キットで遊ぶ来場者ら=神戸市中央区波止場町

 兵庫の魅力を発信する催し「ふれあいフェスティバルin神戸」が16日、神戸市中央区波止場町2のメリケンパークで始まった。県内のNPOなど67団体が、ブースで高齢者の手作り小物や地元グルメなどを販売し、ステージでは音楽や太鼓などのライブが繰り広げられた。17日まで。(斎藤 誉) 関連ニュース メリケンパークオリエンタルホテル ECサイト実店舗オープン 神戸レザーやアメニティー40点 被災者の思い出を一緒に救おう 水害で汚れた写真をきれいに 明石の団体がボランティア募集 神戸で10月花火イベント、5日間連続開催 夏の代替で3回目、打ち上げ数や時間「昨年より充実させたい」


 同イベントは毎年県内各地を巡回して開かれているが、昨年は新型コロナウイルス禍でオンライン開催となった。神戸での開催は10年ぶりとなる。
 会場には69のブースが並んだ。神戸ファッション協会が手掛ける「丹波布紡ぎ会」のブースでは、無形文化財にも登録されている丹波布を使ったポーチなどが人気を集めた。綿花から種を取り出し、綿から糸を紡ぐ工程のデモンストレーションも行い、伝統文化の良さを伝えた。
 森林に関わる情報発信などをする「そまのこ林業女子会@兵庫」は、県産のヒノキを使った木製迷路を組み立てるおもちゃのキットなどを販売。体験コーナーでは子供たちが夢中で迷路を作り、ビー玉を転がすなどして遊んでいた。
 2日間で20余りのグループが出演するステージ。この日は、神戸を中心に活躍するバンド「ワタナベフラワー」など5団体が登場した。
 「和太鼓集団ホッと太鼓」は生演奏を披露し、ドン、ドン、ドンと大きな音が会場に響き渡った。時折笛の音色も加わり、立って演奏するなど、多彩なパフォーマンスで観客を楽しませた。母親に連れられた神戸市須磨区の男児(5)は「太鼓が好き。かっこよかった」と喜んでいた。

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