神戸市長選<立候補者の横顔> 久元喜造氏(67)無現=自、立、公、国推薦

2021/10/19 10:00

久元喜造氏

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 1954年、神戸市兵庫区生まれ。灘高、76年東京大学法学部卒業。同年自治省(現総務省)入省。内閣審議官、総務省自治行政局長などを経て、2012年神戸市副市長。13年神戸市長に就任。最近は家飲みが主流。あても自分で作る。神戸市灘区在住。
■街のお気に入りは「路地」
 生まれ育った神戸の役に立ちたい。市長に就任した8年前と、その思いは全く変わらない。初心を忘れず、3期目を目指す。
 150万都市のトップの仕事は「正直、相当大変」と苦笑いする。日々、最終的な判断を求められ、一筋縄ではいかないこともある。毎夜、布団に入った時に「一日が無事に終わって良かった」と何かに感謝して眠りに就くという。
 責任の重さと同時に、やりがいも感じる。職員や議会、市民の提案を受けながら、自分が思い描くまちづくりを進める。「それが実現できる立場にいることをすごく幸せに思う」
 日頃からいろんなことを思い付く。それをすぐ口にしてしまうので、指示と受け取った職員を困らせていると自戒している。自身と職員が対等の立場で、アイデアを出し合い議論する。そんな職場にしたいと願っている。
 若い時から飲食店で酒を飲むのが好きだ。「のれんを見れば自分に合う店かどうか分かる」と言い切る。
 休みの日は家で過ごす。資料を読んだり、読書をしたり。運動不足解消のため、腹筋と背筋、風呂上がりのストレッチも欠かさない。「ランニングマシンがあると想像しながら、家の中を走っている」と笑う。
 街のお気に入りは、細い路地。乙仲通や新開地、塩屋など。歩く方向や時間帯が異なるだけで、空気感や色彩が違うことに趣を感じる。「街の奥行き、味わい深さはそういうところにある」
(三島大一郎)
【特集ページ】神戸市長選2021

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