今秋のブドウで醸造 神戸ワイン「新酒みのり」限定販売

2021/10/21 05:30

数量限定で販売される「2021 新酒みのり」=神戸市役所

 神戸農政公社が運営する神戸ワイナリー(神戸市西区押部谷町高和)は、今秋収穫のブドウで醸造した神戸ワイン「2021 新酒みのり」を22日から数量限定で販売する。 関連ニュース 台湾フードをアレンジ、ワイン入り「胡椒餅」23、24日限定販売 神戸ワイナリー 神戸ワイナリー 初の無添加白ワインを限定発売 神戸ワイン“特別”白2種 「皮醸し」「無濾過」発売

 今年は収穫直前、8月の長雨の影響でブドウの生育が遅れ、収穫量は例年の3分の1程度に。しかしその分、爽やかでみずみずしい味に仕上がったという。
 赤はメルロー、白はシャルドネとリースリングを使用。それぞれ8千本を生産し、1本1540円(720ミリリットル)で、スーパーや百貨店、同ワイナリー、オンラインショップなどで販売する。
 同公社によると、「赤は口当たりの良い渋みと果実味にあふれ、スモモやクランベリーの香り。白はやや甘口で、酸味と甘みのバランスが絶妙なすっきりとした味わい」という。
 同公社の栽培担当、山口由葵さん(28)は「ブドウの状態がワインに直結する。その年の気候ならではの味を感じてもらえたら」と話した。
 23、24日午前10時~午後4時には、同ワイナリーで新酒解禁を記念した「新酒まつり」を開催。グラスワインの販売や、タコの唐揚げ、バウムクーヘンなどの食べ物も用意する。神戸ワイナリーTEL078・991・3911
(名倉あかり)

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