衆院選・兵庫1区 立候補者に聞く 一谷勇一郎氏(46)維・新
2021/10/21 05:30
一谷勇一郎氏
■医療や介護現場の声届け
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「このままでは社会保障制度が破綻してしまう」。2019年の医療・介護の報酬などの同時改定に感じた危機感が、国政選挙に臨む一歩となった。
プロゴルファーの夢を諦め、柔道整復師になって整骨院を開業。そこから介護や医療の分野へ仕事を広げ、会社を経営し始めた。そこで迎えた2019年の改定。「大なたが振るわれなかった。若いスタッフが僕らの年代になるころには破綻してしまう。現場の声を自分が届けないといけない」と決意した。
門をたたいたのは、日本維新の会だった。生まれも育ちも大阪市。「この10年間で大阪の町は大きく変わった。次の世代に日本をより良い形で残していくためには、大阪の改革を関西、全国に広げることが大事じゃないか」と考えた。
住居と違う兵庫県での立候補を党に求められたが、県副知事も務めた故一谷定之焏(さだのじょう)氏が親族で、「先祖に導かれた」と感じる。国会議員の報酬や定数カットなど「身を切る改革」や、国家機能の半分の関西移転などを訴え、「企業、団体から献金や票はいただかない。住民一人一人との真剣勝負です」。(高田康夫)
【メモ】一谷勇一郎(いちたに ゆういちろう)プロゴルファーを目指していたが、趣味はゴルフではない。「まだ悔しさの方が大きくて」。立候補を後押しした中国出身の妻とは共働きで、2児の父親。月・木曜日は朝食を作り、幼稚園に送迎する。中学受験を控えた長女と「落ちやんとこや」と励まし合う。「コントロールできないことは気にしない」性格で、兵庫維新の“怒られキャラ”という。
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