衆院選・兵庫1区 立候補者に聞く 盛山正仁氏(67)自・前=公推薦

2021/10/21 05:30

盛山正仁氏

■議員立法で政権を支える 関連ニュース 「2馬力選挙」巡り議論本格化 兵庫県知事選などで論点 来夏の参院選控え、公選法のあり方課題 健全な選挙のため法整備を 兵庫県議会が国に意見書提出 参政党が建築士の藤原氏擁立 次期参院選兵庫選挙区

 ユニバーサル社会推進法、都市の木造化推進法、学校教育情報化法…。法改正も含め、数多くの議員立法に中心的な役割を果たしてきた。「議員立法は僕にとって一番の売り」と胸を張る。
 もともとは法律が嫌いだったという。東大法学部では政治コースを選択。ただ、就職した運輸省(現国土交通省)で、国鉄改革時の鉄道事業法や交通バリアフリー法を担う経験を積んだ。「できるよう訓練された」と笑って振り返る。
 「法律の枠で仕事をするのではなく、立法府でルールを作りたい」と、2005年の衆院選に党の公募で立候補し初当選。官僚時代にやり残した、環境と観光を両立するエコツーリズム推進法を作ったのを機に、議員立法に関わり始めた。
 4期の実績とともに、新型コロナ禍の収束に向けた対応や日本経済の回復に加え、地球温暖化対策や障害者差別のない社会をつくる施策を重点的に訴える。
 県内選出議員では唯一の岸田派。「特技は話をよく聞くこと」という岸田文雄首相の下、「政権を支える立場から、有権者の声を総理や官邸、党幹部に届けたい」と意気込む。(大島光貴)

 【メモ】盛山正仁(もりやま まさひと)料理は「大体何でもできる」といい、スパイスから作るカレーが得意。衆院選挑戦を機に選挙区内のラジオ体操に通い始め、2018年には「1級ラジオ体操指導士」を取得。「取っつきやすいが、意外と奥が深い」と語る。官僚時代はテニスやスキー、水泳に汗を流したが「今は完全に運動不足」と笑う。オペラや歌舞伎、文楽などの舞台芸術鑑賞もたしなむ。

 【特集ページ】衆院選2021

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ