最高齢100歳も 力強く、繊細に、高齢者の書道展
2021/10/24 05:30
異なる作風の書が並ぶ会場=原田の森ギャラリー
趣味で書道を楽しむ高齢者の作品333点を集めた「第34回全国シルバー書道展兵庫展」(神戸新聞社など後援)が23日、神戸市灘区原田通3、原田の森ギャラリーで始まった。24日まで。(広畑千春)
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大阪市の書道団体「日本書芸院」の主催。昨年は新型コロナウイルス禍で中止されたため開催は2年ぶりで、作品数も前回より200点以上減った。
それでも、最高齢となる洲本市在住の100歳男性らが多彩な筆遣いの作品を出品。会場には、たおやかなかな字や力強い漢詩などが並んだ。
「活動場所も制限される中、書が心の張り合いだった」と尼崎市で教室を主宰する鷹取雅泉(がせん)さん(79)。「足が弱っても、施設に入っても、ここに並んでいる作品には、それぞれの人生や思いがこもっている」と目を細めていた。
午前10時~午後4時。無料。原田の森ギャラリーTEL078・801・1591