オリックスV喜ぶファン 神戸・三宮の球団直営店にぎわう
2021/10/28 22:00
オリックスの応援グッズが並ぶ店内。リーグ優勝から一夜明け、大勢のファンが立ち寄った=神戸市中央区三宮町1、B-WAVE(撮影・坂井萌香)
プロ野球オリックスが25年ぶりのパ・リーグ優勝を決めて一夜明けた28日、神戸・三宮にある球団直営のグッズショップ「B-WAVE」には多くのファンが訪れ、選手のグッズなどを買い求めながら喜びをかみしめた。
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オリックスの優勝は、阪神・淡路大震災の被災者を励ます「がんばろうKOBE」をスローガンに、リーグ2連覇を果たした1996年以来。
優勝を伝えるロゴや写真が掲げられた店内に入ったファンは、前夜の興奮がさめやらぬ様子。ファン歴10年以上の大学生(23)=神戸市北区=は「合併でオリックス・バファローズになって初めての優勝。歴史の1ページ目を見られた」と声を弾ませた。
看護師の女性(25)=同区=は、高卒2年目ながら大活躍した宮城大弥投手のキーホルダーを購入。グリーンスタジアム神戸(現・ほっともっとフィールド神戸)で親と観戦した幼少期を懐かしみ、「私にとっては今も地元の球団。本当にうれしい」。
前身の阪急ブレーブス時代から「生活の一部」のように応援してきたという男性(76)=同市垂水区=は、「オリックスから移籍した坂口智隆選手(神戸国際大付属高卒)がいる東京ヤクルトスワローズと、日本シリーズを戦ってくれたら最高」と話した。(斎藤 誉)