オリックス25年ぶりVで特別展 震災時のユニホームや仰木監督胴上げの絵はがきも
2021/10/31 05:30
阪神・淡路大震災があった1995年シーズンのオリックス関連グッズ=人と防災未来センター
プロ野球オリックス・バファローズの25年ぶりのパ・リーグ優勝を受け、神戸市中央区脇浜海岸通1の人と防災未来センターで30日、阪神・淡路大震災があった1995年シーズンの球団関連グッズを紹介する特別展示が始まった。(小川 晶)
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オリックスは今シーズン、投打がかみ合い、27日にリーグ優勝を決めた。日本一になった1996年以来の快挙に、同センターは、2001年に球団から寄贈された関連の所蔵品4点を紹介することにした。
目を引くのが、右袖に「がんばろうKOBE」のワッペンがある95年シーズンのユニホーム。震災で傷ついた市民の思いを胸にリーグ制覇を遂げた象徴とされる。
当時の監督、仰木彬(おおぎあきら)さん(故人)が胴上げされている写真の絵はがきも展示。今シーズンの快進撃を率いた中嶋聡監督や田口壮コーチが、現役選手として歓喜の輪に加わっている。
センターの広報担当、松村嘉奈子さん(49)は「若いファンは知らない球団の歴史を、震災を学びつつ感じてもらえたら」と話す。
11月末までの予定。特別展示のみの観覧は無料。月曜休館。午前9時半~午後5時半(金、土曜は午後7時まで)。センターTEL078・262・5050