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電車と乗用車の事故現場で初期対応に関わった(左から)疋田敬久さん、小倉智視さん、竹原隆晟さん=神戸市東灘区岡本8、甲南大
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電車と乗用車の事故現場で初期対応に関わった(左から)疋田敬久さん、小倉智視さん、竹原隆晟さん=神戸市東灘区岡本8、甲南大

 阪急岡本駅(神戸市東灘区)近くの踏切で9月、乗用車と電車が衝突した事故で、甲南大(同市同区)のアメリカンフットボール部員3人が、大破した車内から50代の男性を避難させるなど初期対応に貢献したとして学内表彰を受けた。3人は練習帰りでたまたま同駅にいたといい、「初めてのことでしたが、冷静に対応できた」と振り返った。(斎藤 誉)

 表彰を受けたのは同大2年生の竹原隆晟(りゅうせい)さん(19)と小倉智視(ともみ)さん(19)、1年生の疋田敬久(ひきたのりひさ)さん(19)。9月15日夜、秋季リーグ戦に向けた練習を終え、帰宅する途中だった。

 事故は午後9時20分ごろに発生。駅東側の踏切内に進入した乗用車が下りの特急電車と衝突し、乗用車はそのまま約20メートル離れた岡本駅のホーム近くの線路上まで押し出された。

 「ドカーン」。けたたましい電車の警笛の後、激しい衝突音が続き、駅にいた3人は思わず足を止めた。大破した車の存在に気付いた小倉さんは「中にいる人が危ない」と思い、とっさに線路内へ降りた。

 嗅いだことのない焦げ臭いにおいに戸惑いつつ車に近づいた。「大丈夫ですか」。ドア越しに声を掛けると、車内から返事が聞こえた。小倉さんはホームにいた疋田さんと竹原さんに状況を伝え、2人は手分けして警察と消防に通報した。

 兵庫県警東灘署などによると、小倉さんが車の運転席側のドアを開けると男性が自力で出てきたため、安全そうな場所まで退避させた。男性の左膝にはガラスで擦ったような傷があり、消毒した布で止血するなど応急手当てをして到着した救急隊に引き継いだという。

 この事故で阪急神戸線の上下101本が運休するなどし、約2万2千人に影響したが、乗客にけがはなく、大破した車に乗っていた男性も軽傷で命に別条はなかった。

 3人は10月に中井伊都子学長から表彰を受け、小倉さんは「運転していた男性が無事でホッとしました」と振り返った。

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