シェアサイクル「コベリン」値上げ 12月15日から他都市並みに

2021/11/27 05:30

12月から利用料金が値上げされる電動自転車「コベリン」=神戸市中央区加納町6

 シェアサイクル「コベリン」を運営する「サイカパーキング」(東京)と「ドコモ・バイクシェア」(同)は、コベリンの利用料金を12月15日から値上げすると発表した。2015年3月の事業開始以来、他都市よりも安い料金設定で赤字続きだったといい、収益改善を目指す。 関連ニュース 加西市、再生エネルギー浸透へ新会社 太陽光発電所を整備、公共施設手始めに供給目指す 神戸スティーラーズ、応援しよう 県民対象に300円で観戦券販売 1月19日ノエスタ 楽天・小深田「また受賞を」 ソフトバンク育成・津嘉山「プロで頑張る」 神戸国際大付高OB会が激励

 コベリンは、神戸市中心部に複数あるサイクルポート(貸し出し・返却拠点)で、電動自転車を自由に借りたり、返したりできるシステム。都心部の回遊性向上を目指し、15年3月、サイクルポート6カ所と電動自転車60台でスタートし、現在はポート17カ所、電動自転車100台で運営している。
 料金プランは、利用時間に応じて料金が変わる「1回利用」と1日乗り放題の「1日利用」の2種類から選べるが、いずれも他都市並みに引き上げる=表。1回利用は最初の60分の料金が150円になり、以降30分ごとの加算料金も10円値上げ。1日最大料金は2千円とし、定額の1日利用も1500円に引き上げる。
 新型コロナウイルス禍で料理宅配などの利用も増え、月の利用回数は昨年10月に過去最多の7753回を記録。会員数は年1万人前後のペースで増え続けており、今年7月には7万人を突破した。事業開始から6年が経過し、自転車の故障も目立ってきたことから、今月、全ての自転車を新型に更新。今後、ポートの増設も検討しているという。(長谷部崇)

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