水道筋商店街の地域通貨 スタンプラリーでPR 60人が魅力発信4カ所巡る
2021/11/28 05:30
商店街の「いちばたけ」の魅力スポットでシールを集める参加者=水道筋商店街内
地域通貨の実証実験が始まった神戸市灘区の水道筋商店街を盛り上げようと、商店街内各地に設置された、魅力を発信するスポットを巡ってシールを集めるスタンプラリーが27日開催され、地域通貨の利用登録をした市民約60人が参加した。
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同商店街では、地域コミュニティー再構築や地域経済活性化を目指し、商店街内限定の地域通貨「すいすいコイン」を活用した実証実験が始まっている。その実行委員会が取り組みをPRしようと、スタンプラリーを企画した。
シールを集めて、商店街の写真にハッシュタグ(#)を付けて会員制交流サイト(SNS)に投稿すると、「すいすいコイン」500円分のポイントが後日付与される。
「魅力スポット」は、商店街の一角にある灘中央市場内の防災空地を利用した畑「いちばたけ」など4カ所に設けられた。いちばたけでは参加者がスタッフから、育てている野菜や、毎月市民が自由に作物を収穫できるイベントを紹介されて知識を深め、シールを受け取った。
訪れた灘区の男性会社員(55)は「週に何回か商店街で買い物をするが中央市場はあまり来ることがなく、いちばたけの取り組みも知れてよかった」と話していた。(斎藤 誉)