「会話楽しむ」夜のごみ拾い カフェのアルバイト学生が企画
2021/12/20 05:30
夜の町でごみ拾いをしながら交流する参加者=神戸市須磨区天神町4
若者たちがごみ拾いを通じて交流し、まちの活性化を目指す取り組みが、神戸市須磨区の月見山地域で始まった。同地域のカフェで働くアルバイト学生が企画し、今月6日夜の第1回には50人以上が参加。今後、さらに規模を広げていく。(吉田敦史)
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発案したのは、今夏、カフェ「パパパピッピーズ」(須磨区行幸町3)でアルバイトを始めた関西学院大2年谷山諒太さん(19)=同区。店が目指す「若者による地域コミュニティーの形成」という理念に感化され、交流の場をつくろうと企画を始めた。
活動の参考にしたのは、神戸・三宮でごみ拾いをするNPO法人グリーンバードの神戸チーム(新型コロナの影響で休止中)。「ボランティアではなくごみ拾い遊び」という意識で、参加者同士の交流に主眼を置く点が、谷山さんの目的にぴったり合っていたという。
地元の神戸女子大学生や、7月に同市西区から月見山地域へ拠点を移したばかりの社会人野球チーム「神戸ビルダーズ」などに参加を呼びかけ、目指していた40人を超える50人以上が集まった。
「黙々とごみを拾わず、会話を楽しむ」などのルールを確認し、4組に分かれて活動開始。和気あいあいと夜の町を歩き、様子を写真共有アプリ「インスタグラム」でライブ配信した。ごみ拾いの後には、店のスタッフらによる音楽ライブもあった。
谷山さんは「何かを主催するのは初めてで、課題もたくさん見つかったが、より多くの人がつながれる場所になるよう、工夫しながら続けていきたい」と話した。
第2回は来年1月31日午後5時から。パパパピッピーズTEL080・4560・5963