自宅療養中の70代女性が死亡 第6波では神戸市内初 新型コロナ
2022/01/24 22:22
国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真像(同研究所提供)
神戸市は24日、新型コロナウイルスに感染し自宅療養中だった70代の女性が死亡したと発表した。市によると、自宅で亡くなった陽性者は6人目で、感染第6波では初めて。深刻な基礎疾患はなかったという。オミクロン株への感染やワクチン接種歴は不明。
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女性は22日朝に38度の発熱があり、医療機関で陽性と判定され、自宅に戻った。夕方に市保健所が家族に連絡し「意識はあるが、ぼーっとしている」と聞かされ、救急要請を勧めた。
救急隊到着後、血中酸素濃度や血圧を調べたが正常値だったため、保健所、家族とも協議し搬送を見送った。しかし翌23日午前に呼吸が止まっているのを家族が発見、死亡が確認された。市健康局は「夜中に容体が急変した可能性がある」としている。(初鹿野俊)