コロナ禍で困っている学生に食料品配布 地域活動支援の団体など 寄付も募集

2022/02/23 05:30

さまざまな種類の食料品から必要なものを選ぶ学生たち=神戸市西区学園西町1

 新型コロナの影響で経済的に苦しむ大学生らを対象に、食料品を無料配布する催しが22日、神戸市西区学園西町1の「ユニティ(大学共同利用施設)」であった。学生約90人が米やカップラーメンなどを受け取った。 関連ニュース JR西、明石の新幹線車両基地の整備を断念「コロナ禍前の利用水準に戻らず」 市に伝達 コロナ禍に子猫をお迎え 警戒心が強く抱っこが苦手→ゴロゴロとリラックスする姿に家族みんなが癒される お食事処、福助グループの本店復活 コロナ禍閉店から4年ぶり 十割そばを軸にランチに力点

 商業施設「ブランチ神戸学園都市」(同市垂水区小束山手2)を拠点に、地域活動をサポートする「まちづくりスポット神戸」などが主催。コロナ禍でアルバイト先がなくなった学生や、帰国できない留学生らを支援しようと、昨年11月から月1回開催している。
 毎月、学園都市周辺の学生100人程度が利用する。その半数が留学生で、ほとんどが下宿生という。
 食料品は、フードバンク関西やコープこうべなどが提供。地域住民からも寄付を募っており、3月1~7日には、次回のためにブランチ神戸学園都市で余った食品を集める。
 2回目の利用という、兵庫県立大1年の男子学生(20)=同市西区=は「イベントスタッフのバイトが減っているので助かる」と感謝していた。
 問い合わせはまちづくりスポット神戸TEL078・797・7833(午前10時~午後6時、水曜休館)
(名倉あかり)

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