本で伝える「阪神・淡路」「東日本」 ジュンク堂三宮店、震災語り継ぐフェア
2022/03/02 05:30
阪神・淡路や東日本大震災の本が並ぶ=神戸市中央区三宮町1
1995年の阪神・淡路大震災など震災について広く知ってもらおうと、ジュンク堂書店三宮店(神戸市中央区三宮町1)は、関連書籍を集めたブックフェア「震災を語り継ぐ~阪神と東日本をつなぐ」を同店2階で開いている。3月31日まで。
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ジュンク堂書店は神戸で創業し、中心地で震災前から営業を続けてきた。ブックフェアは、大型書店の一つとして創業地で起きた大災害を後世に伝えようと、毎年開催。2021年に宮城県や、関西の10店舗にも初めて呼び掛け、それぞれの店舗も同様のフェアを開く。
昨年は地元の震災を知ってもらおうと、阪神・淡路大震災の関連書籍を紹介。今年は2011年に起きた東日本大震災の本が約半数を占める。
阪神・淡路について文章と写真だけでなく、動画でも伝えようと、QRコードを掲載した本や、子どもも親しめる東日本大震災を題材にした絵本などが並ぶ。
三宮店の堀内理店長(41)は「私たちは阪神・淡路大震災で被災した店。形に残る本で震災を伝えていく使命があります」と思いを込めた。(斎藤 誉)