募金やバザーでウクライナ避難民支えよう 長田のNPO、4月にイベント
2022/03/20 05:30
ウクライナ支援で自分たちができることは-。大学生らが真剣な表情で話し合った=神戸国際コミュニティセンター
ロシア軍の侵攻で故郷を追われたウクライナの避難民を支えようと、NPO法人神戸定住外国人支援センター(神戸市長田区若松町4)が、4月に神戸国際コミュニティセンター(同区腕塚町5)でチャリティーイベントを開く。地元の大学生や中学生も企画段階から参加し、募金やバザーを通して周辺国に逃れたウクライナ人の支援につなげたいとしている。
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同法人は1997年、阪神・淡路大震災で被災した外国人向けの支援団体などが統合して設立。在日コリアンやベトナム人ら、主にアジアから来日した外国人を支援してきた。
イベントは4月3、10、17日の午後1~5時、同センター1階の交流スペースで開く。募金、バザーに加え有識者を招いた勉強会を実施。集めたお金は国連児童基金(ユニセフ)などを通して現地に届ける。同法人はバザー出品物も募る。書籍や服、皿、雑貨などで、食品や使い古した商品は除く。同16日までに同法人事務局まで持参するか郵送する。
今月18日には関係者による話し合いが同センターであり、賛同した甲南女子大の学生や灘中学の生徒ら約25人が参加。募金の方法やバザーの計画が事務局職員から伝えられた。参加者からも「現地のウクライナ人とオンラインでつないで話して、現状を知りたい」「戦争の背景を知るために、基本的な知識を学べる勉強会にしたい」と活発な意見が出た。
同法人の金宣吉(キム・ソンギル)理事長(58)は「ウクライナだけでなく、あらゆる難民問題に目を向けてもらう機会にしたい」と話し、同大3年の学生(21)は「ニュースを見て無関心でいられなくて参加した。まずはいろんな人に関心を持ってもらえれば」と意気込んでいた。
同法人TEL078・612・2402
【特集ページ】ウクライナ侵攻