チューリップが六アイで見頃 春告げる赤、白、黄色 夜間ライトアップも
2022/03/31 05:30
黄、白、赤などのチューリップが彩る街角花壇=神戸市東灘区向洋町中7
神戸市東灘区・六甲アイランド中心部の街角花壇で、チューリップが見頃を迎えている。点在する5カ所に計約40品種、3万本が育っており、鮮やかな赤、白、黄色の花を咲かせて道行く人に春の訪れを知らせている。
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栽培するのは、住民や企業でつくる「六甲アイランドを美しい街にする会」。1995年の阪神・淡路大震災後、島内の仮設住宅で暮らす被災者と一緒に土を耕し、花壇を作って交流したのが始まりで、現在は市有地を借りるなどして球根を植えている。
花壇はいずれも六甲ライナーのアイランドセンター-マリンパーク駅間にあり、最も大きい区画はマリンパーク駅寄りの約500平方メートル。定番色だけでなく、2色咲きの「フォックストロット」(白とピンク)、「ワールドピース」(黄とピンク)が満開で、これから紫色の「ネグリタ」も咲いて彩りが増すという。
同会世話人の亀田なおみさん(43)は「コロナ禍でコミュニケーションが取りにくくなっている今、この景色が少しでも見る人の心の癒やしになってほしい」と願う。
付近では4月3日まで「チューリップ祭」を開催しており、好きな品種を選ぶ人気投票を受け付け中。同10日まで夜間のライトアップもある。RICふれあい会館TEL078・857・7375
(井上太郎)