神戸市立博物館、来場1100万人 開館40年の節目に 「ミイラ展」開催中

2022/04/09 05:30

1100万人目の来館者となった中田訓史さん(右)=神戸市中央区京町

 神戸の歴史を伝える常設展示や多彩な企画展で親しまれてきた神戸市立博物館(同市中央区京町)の来館者が8日、1100万人に達した。 関連ニュース 和紙で作った「紙衣」の魅力解説 豪の研究者が佐用高で特別授業 地元伝統「皆田和紙」使った製作協力が縁 大英博物館の世界プロジェクトに、佐用町の団体と高校生協力 和紙の着物「紙衣」復元へ インターネットで博物館巡り 展示物の細部見学、体験も

 同博物館は1982年に開館。95年の阪神・淡路大震災では地下が浸水被害に遭い、新型コロナウイルス禍で計3回の休館を余儀なくされたが、節目の来館者を迎えることができた。
 1100万人目となったのは京都府八幡市の会社員中田訓史(くにちか)さん(47)。「ニュースで見かける記念の来館者になるなんて。びっくりです」と照れ笑い。鳥居聡名誉館長が、同博物館の建物図面がプリントされたバッグなどの記念品6点を中田さんに手渡した。
 同博物館では、特別展「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」を5月8日まで開催中。古代エジプト人の生活をCTスキャン画像などで楽しめる。
 午前9時半~午後5時半。原則月曜休み。コレクション展示室(2階)は一般300円、大学生150円、高校生以下無料。ミイラ展は一般2000円、大学生1000円、高校生以下無料。(斎藤 誉)

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