巨大グラウンド、人工芝…「港島南球技場」神戸・ポーアイにオープン 予約制で利用可

2022/04/14 05:30

サッカーコート2面分の広さを誇るグラウンド(左)を備えた港島南球技場=神戸市中央区港島南町3

 サッカー、ラグビーができる「港島南球技場」が神戸市中央区・ポートアイランドにオープンした。体育館の建設に伴い今夏から使えなくなる同区内の磯上公園に代わる場として、神戸市が整備。広大なメイングラウンドやクラブハウスを備え、予約制で利用できる。(斎藤 誉) 関連ニュース 雨水ため高温化防止、部材はリサイクル エコサッカー場完成間近 神戸 ゴルフ場社長「後世に残るような施設を」 2億円寄付、大型遊具施設整備へ 明石公園、切り株だらけに 「過剰な伐採」子ども名付けた木も 兵庫県「眺望妨げる」


 同球技場は市が2年前に構想し、総工費約4億5千万円をかけて新設した。人工芝のメイングラウンドは広さ7140平方メートルを誇り、ラグビーは1面、サッカーなら2面のコートをそれぞれ設けることができる。
 アップ用のグラウンド(広さ600平方メートル)や、シャワールーム付きのクラブハウス(延べ床面積172平方メートル)もある。
 さらに、グラウンドの人工芝は夏でも過度に熱くならないよう、隙間に小さな遮熱機能のあるチップを敷き詰めて工夫。散水装置も取り付けた。
 7日にあったオープン記念の式典では、地元、港島自治連合協議会の川岸政光会長らが「ポートアイランドが誇る第1級のグラウンドになる」とあいさつし、テープカットで祝った。
 式典後は、市内の4歳から小学2年までが対象のヴィッセル神戸による親子サッカー教室があり、18組、約40人が参加。ヴィッセル神戸サッカースクールのコーチらが「強く蹴り出さずに前を見ながらドリブルを」などと助言すると、子どもたちは新しいグラウンドの感触を満喫しながらボールを追った。
 大池小学校2年の男子児童(7)=北区=は「ボールを股の間に通すのが楽しかった。ここでまたサッカーがしたい」と笑顔だった。
 利用は毎月第1月曜に翌々月の希望分を抽選。同球技場を管理するS&Nスポーツマネジメント神戸TEL070・1315・9790

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