スーパーで他人のかばん持ち帰り「トイレ我慢できず、届けるの後回しに」 神戸市職員を停職処分

2022/04/28 20:00

神戸新聞NEXT

 神戸市は28日、スーパーマーケットに置いてあった他人のかばんを持ち帰ったとして、市環境局の男性職員(50)を停職1カ月の懲戒処分にした。 関連ニュース 長すぎるお昼休み 職員7人を懲戒処分 男子生徒とわいせつ行為 30代女性高校教諭処分 任意同行中に女性 ホテルのトイレで死亡

 市によると、男性職員は2021年11月3日午後6時ごろ、家族と同市北区のスーパーを訪れ、トイレへ行くため店外へ。その際、ショッピングカートに掛かっていた他人のかばんを取り、持ち帰ったという。
 同日夜、何らかの理由で疑いを持った持ち主の知人が男性職員宅を訪問。問いただしたところ、かばんを持ち帰ったことを認めたという。
 男性職員は「かばんを店員に届けるつもりだったがトイレを我慢できず、後回しになった。盗んだようになり、怖くなって逃げるように車に戻った」と話しているという。
 男性職員は窃盗容疑で神戸北署などから事情聴取を受け、同年12月23日付で不起訴処分になったという。
 また市はこの日、21年度の職員の懲戒処分は25件、25人だったと発表。集計を始めた02年度以降では最も少なかった。免職6人、停職5人、減給6人、戒告8人で、20年度より2人減。管理監督者の処分はなく、教育委員会が最多の14人だった。

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