コロナ影響、盲導犬の医療費支援を 協会がクラファンで寄付呼び掛け

2022/05/12 05:30

盲導犬の繁殖犬。活動継続に向け兵庫盲導犬協会は資金を募っている(兵庫盲導犬協会提供)

 社会福祉法人「兵庫盲導犬協会」(神戸市西区)は盲導犬や訓練犬の健康を守るための医療費支援を求めて、クラウドファンディング(CF)サイトで資金を募っている。 関連ニュース 盲導犬の医療費支援を クラウドファンディング開始 兵庫協会、目標500万円 犬の世界にもあった「キャリアチェンジ」 盲導犬の訓練受ける7割が「適性なし」 ペットとして家庭へ 盲導犬は脱出できるか

 同協会は、活動費の約9割を街頭募金やイベントなどの開催、民間からの寄付などで賄ってきたが、長引く新型コロナウイルスの影響で活動の機会は大幅に減少。このままでは例年と同じ事業を継続していくのが厳しい状況になっている。
 CFでは、返礼のギフトとして、5千~100万円までの8種類を用意。盲導犬の啓発をするPR犬との散歩体験(10万円)や、プライベート講演の受講(30万円)、盲導犬候補として生まれた子犬の命名権(100万円)などがある。
 目標額は350万円。募集は26日まで。同協会の田中邦人事務局長は「盲導犬の明日を守るため、支援、協力をお願いします」と呼び掛けている。
 CFサイト「READYFOR(レディーフォー)」で「兵庫盲導犬協会」と検索する。問い合わせは同協会TEL078・995・3481
(藤原 学)
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