絶滅危惧種・クリンソウ、愛らしく鮮やかに 神戸・六甲高山植物園

2022/05/28 05:30

一面の緑にピンク色が映えるクリンソウの花=六甲高山植物園

 兵庫県の絶滅危惧種に指定されているクリンソウの花が六甲高山植物園(神戸市灘区六甲山町)で咲き、青葉の茂る園内に鮮やかなピンク色が映えている。 関連ニュース ヒマラヤ原産「青いケシ」西日本で唯一の屋外展示 神戸・六甲山 国内最大級の群生地 宍粟・ちくさ高原でクリンソウ見頃 15ヘクタールに40万株 【写真】山中に“別天地” 御嶽中腹にクリンソウの大群落

 谷あいや山地の湿地に見られるサクラソウ科の多年草。花は直径2センチほどで、茎の周辺に輪生する。花の輪が何段にもなる様子が、仏塔の九輪を思わせることから名付けられた。
 同園東側の「湿生植物区」ではクリンソウの愛らしい花を来園客たちが熱心に撮影していた。花は5月末ごろまで楽しめるという。
 午前10時~午後5時。5月は無休。同園TEL078・891・1247
(秋山亮太)

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