神戸のミナト巡って集めるのは…御朱印ならぬ「御船印」 全制覇者は「エキスパート」に認定
2022/05/29 05:30
神戸ポートエキスパート認定でもらえるオリジナルバッグとメモ帳=神戸市中央区港島中町4、神戸市港湾局
寺社の御朱印集めを船バージョンにアレンジした「御船印めぐり」の地域限定版が、神戸市中央区の神戸港一帯で始まった。船内や博物館などで販売されている御船印を集めると、「神戸ポートエキスパート」という称号をもらえる。企画した市は「広く楽しんでもらい、神戸の活性化につながれば」と期待する。(斎藤 誉)
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御船印めぐりは2021年4月、日本旅客船協会の公認プロジェクトとして、全国を舞台に始まった。各地の船会社に広がり、現在は76社が運航する船の御船印を販売。集めた数に応じて「一等航海士」「船長」など「御船印マスター」の称号が認められる。
今回の神戸ポートエキスパートは、ウェブサイトの作成やリニューアルを手掛ける企業「ディスクマイスター」(東京)と神戸市が新設した。称号の地域版は全国で唯一。
対象は、神戸クルーザー▽神戸ベイクルーズ▽神戸-関空ベイ・シャトル▽神戸シーバス▽ジャンボフェリー▽阪九フェリー▽宮崎カーフェリー▽フェリーさんふらわあの8社と、神戸海洋博物館(中央区)、カワサキワールド(同)。博物館の参加は初になる。
各社の船に乗ったり、博物館を訪れたりして全10カ所の御船印を集め、事務局に申請すると、神戸ポートエキスパートと認定される。
認定証は、表の下半分が海を表す水色、上半分が白地にポートタワーや錨(いかり)山などをあしらった神戸らしいデザイン。裏には「神戸の船旅や神戸港の魅力をより多くの方に広めていってください」と記されている。
称号を得ると、神戸港オリジナルのエコバッグやメモ帳のプレゼントもある。
市港湾局振興課の山本耕太振興担当係長は「神戸の船を使って御船印を集め、楽しみながら港町に親しんでもらえたら」と話した。