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水温30度。新プールで初泳ぎを楽しむ生徒=長田区若松町7
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水温30度。新プールで初泳ぎを楽しむ生徒=長田区若松町7

 神戸市長田区の駒ケ林中学校に今夏、75年前の開校以来初めてプールが新設された。市内の中学校で唯一、バスや電車で校外のプールに通い続け、市教育委員会に何度も設置を求めてきた同校にとって悲願の完成。1日に初の水泳の授業があり、生徒は水しぶきと歓声を上げて自前プールでの泳ぎを楽しんだ。(鈴木久仁子)

 同校は神戸の新制中学校24校の1校として1947年に開校。校舎などを整備する際、敷地が狭いためプールを設けられなかった。

 夏の水泳授業のため、プールを求めて移動する歴史が始まった。

 当初は長田区内の「かるもプール」まで行き、間借りした。老朽化で同プールが閉鎖になり、2007年以降は灘区の市立王子スポーツセンターにある「王子プール」まで電車やバスで移動。半日がかりの水泳の授業は「まるで行事」で、各学年2回ずつ機会を確保するのがやっとだった。

 プールがない市立中は灘区にもう1校あるが、隣の小学校のプールを使えるため、交通機関で移動するほどの負担があるのは駒ケ林中だけだったという。

 1995年の阪神・淡路大震災時、避難所として約1600人を受け入れた同校は、地元住民にとっても大切な地域の拠点。学校と共に、市教委に何度も新設の要望書を出した。

 2年前、市がJR新長田駅周辺の再開発事業に絡んで学校の隣接地を取得。プール新設が現実になった。

 新プールは25メートル、6コース。プールサイドまでバリアフリーになっており、屋根付きの観覧席を備える。

 1日は、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの水泳の授業になった。炎天下のプール日和で、生徒は「気持ちいいー」と満喫。拠点校で水泳を続ける3年の男子生徒(14)は「他校で練習してきたけど、自分の学校にプールができてうれしい」と笑顔だった。

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