感染気をつけてビーチ満喫を 須磨海岸海開き 海の家やライフセーバー対策徹底 神戸

2022/07/08 05:30

3年ぶりに並んだ海の家。座席は間を空けて配置している=7日午前、須磨海水浴場(撮影・長嶺麻子)

 新型コロナウイルスによる中止を経て、7日、3年ぶりに海開きした須磨海水浴場(神戸市須磨区)。訪れた人々や海の家の店主らはコロナ感染対策を徹底しつつ、久々の「ビーチ解禁」を喜んだ。(橘高 声) 関連ニュース これぞ「夏だ!」の地上絵 神戸・六甲アイランドの巨大プール【動画】 触らないで!砂浜の透明ギョーザ、正体は猛毒カツオノエボシ クラゲの仲間、死亡例も 須磨海岸 エメラルド色に輝く海、切り立つ奇岩 カヌーで巡るジオの絶景 兵庫・豊岡


 須磨海水浴場とアジュール舞子海水浴場(同市垂水区)は2020、21年と開設を中止したが、今年は両所ともこの日に海開きした。
 須磨海水浴場では海の家も3年ぶりの営業。海の家「パパラギ」はコロナ禍前の場所から店を移し、約1・5倍に広げた上、座席数を減らして席の間隔を広くした。店長の大神健志さん(32)は「営業できるのはありがたい」と受け止めながらも、「7月に入って感染者が増えた。客足が戻るか不安です」と話した。
 ライフセーバーの和田茉奈実さん(22)は救助時、防護服とウイルス侵入を防ぐフィルターが付いた人工呼吸器具を使うという。「久しぶりに海に入る人も多いと思う。浜を歩いて溺れている人がいないか確認したい」と気を引き締めた。
 一方、同市中央区から娘と孫2人と訪れた女性(51)は「屋外なので密を気にせず楽しめる」と笑顔。水遊びを楽しんだ。
 須磨、アジュールとも8月28日まで。午前9時半~午後5時(アジュールは土日祝午前9時~午後5時半)

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