本棚は球体!?三宮図書館、仮移転だけど斬新デザイン 「KIITO」でオープン
2022/07/26 20:00
海に浮かぶブイをイメージした球体型の本棚=神戸市中央区小野浜町
神戸市立三宮図書館がデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO、同市中央区小野浜町)2階に仮移転し26日、オープンした。新図書館が再開発ビルにできるまでの約5年間、開館を予定。訪れた市民らは早速、読書や勉強など思い思いの時間を過ごした。
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三宮図書館は三宮駅東の市勤労会館にあったが、周辺一帯の再整備に伴い同駅から約1キロ南に移転した。広さは以前の1・6倍になり、蔵書数は約7万冊。座席数は44席増えて110席になった。
館内には、低い椅子やテーブルを配置した「ブックリビング」や、壁を彫り込んだ座席で読書に集中できる「ニッチ」など工夫を凝らしたスペースを設けた。
球体型の子ども用の本棚やパソコンを持ち込める席もあり、幅広い年代の利用を想定する。
この日、小原一徳副市長は「ここでゆったりと読書や調べものをしてほしい」とあいさつ。小学生の息子と訪れた主婦(46)=同市垂水区=は「これまでにないデザイン。親子でくつろげる図書館になりそうでうれしい」とほほ笑んでいた。
月曜休み(祝日の場合は開館し、直後の祝日でない日が休み)。平日、土曜は午前10時~午後9時、日曜祝日は午前10時~午後6時。三宮図書館TEL078・321・5015
(名倉あかり)