懐かしくて新しい!アナログレコードずらり1000点 ラジオ関西の収蔵品展示 神戸ファッションマート
2022/08/26 05:30
会場に並んだ個性あふれるレコードのジャケット=神戸市東灘区向洋町中6、神戸ファッションマート
ラジオ関西(神戸市中央区)が収蔵するレコード千枚のジャケットや音色を楽しめる「アナログレコード展」が25日、神戸ファッションマート(神戸市東灘区向洋町中6)9階のイベントホールで始まった。洋楽や邦楽など多様なレコードがそろい、中古レコードの販売やレコード向けスピーカーの「名器」を使ったコンサートもある。9月8日まで。(綱嶋葉名)
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神戸ファッションマートとラジオ関西が協力し、企画した。最近はジャケットのデザイン性の高さなどから、若者もレコードブームだといい、昔レコードに親しんだ世代に限らず、幅広く楽しんでもらう狙いだ。
ラジオ関西は、番組で音楽を流す際に使っていたアナログレコードを約10万枚所蔵。レコードならではの息づかいや一発録音の空気感を好むファンは多く、同社ではレコードに特化した番組「アナログコネクション」も放送している。
今回はジャズやロック、J-POP、映画のサウンドトラックなど9ジャンルに分けて展示。ラジオでよくリクエストがきた曲や各ジャンルの代表曲などを選んでおり、ビートルズやクイーン、大滝詠一、中島みゆきなどのほか、懐かしいアイドルやアニメのジャケットも並んでいる。
会場を訪れた神戸市東灘区の男性(92)は「学生時代に喫茶店や家でよくジャズを聴いていたのを思い出した」と笑顔。同区の会社員(33)は「音楽が好きでレコードも集めている。ジャケットが面白いと目を引かれる」とじっくり眺めていた。
会場では、専門店に並ぶ前の中古レコードを安価で販売。さらにアナログプレーヤー機器も展示販売しており、持ち込んだレコードも試聴できる。8月27、28日と9月3、4日には有名なレコード向けスピーカー「ダイヤトーンR305」でレコードを流すコンサートなども開かれる。
ラジオ関西が千枚規模で展示するのは初めてといい、担当者は「レコードの歴史を感じて、ジャケットのおしゃれさも楽しんでほしい」と話している。入場無料。午前11時~午後7時。イベントについての問い合わせはラジオ関西(TEL078・362・7375)まで。