27歳迎えたタンタン 渾身のプレゼントにも「塩対応」 飼育員苦笑も「また会えたら声かけて」
2022/09/17 05:30
27歳になったタンタン。寝転ぶ姿などが見られた=16日午後、神戸市立王子動物園(撮影・坂井萌香)
16日に27歳の誕生日を迎えた神戸市立王子動物園(神戸市灘区)のジャイアントパンダ「タンタン」。人間なら80代に差し掛かる年齢で、飼育員の梅元良次さん(40)は「無事に誕生日を迎えられてうれしい。おめでとう、よく頑張ったねとタンタンに言ってあげたい」と胸をなで下ろした。
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この日、午後3時から報道陣向けに公開された約30分間、タンタンは屋内獣舎でカメラにお尻を向けてごろごろしたり、水をぺろぺろとなめたりしてのんびり過ごしていた。
プレゼントは12日に贈った。飼育員渾身(こんしん)の、月見をイメージした団子や、ブドウなどで「27」をかたどったプレート。比較的テンションが高い朝に与えたが「全然食べず、塩対応。サトウキビジュースをちょろっと飲んだだけ」と梅元さんは苦笑いした。
園によると、タンタンの貸与期限は12月末で、延長については中国との協議次第。一般観覧は中止が続いているが、体調管理が安定してできるようになれば再開も検討する。梅元さんは「また会えたら、タンタンに『頑張ってね』と声をかけていただけるとうれしいです」と話した。(井上太郎)
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神戸新聞社は誕生日を記念し、タンタンが暮らすパンダ舎屋外展示場を再現したジオラマ(幅63センチ、奥行46・5センチ、高さ30センチ)を同園に寄贈した。
情景師・アラーキーことジオラマ作家の荒木さとしさんが製作。「設計者やタンタン、来園者に思いをはせながら、草木や壁、石ころなど一つ一つにこだわった」と話す。10月上旬ごろから同園内の動物園科学資料館で展示される予定。