日本最古の近代河川トンネル 「湊川隧道」で貯蔵の純米酒が初蔵出し 一定の温度ですっきり深みある味に 神戸
2022/11/02 05:30
湊川隧道で半年間貯蔵した純米酒「兵庫湊川隧道貯蔵酒『隧 ZUI』」=神戸市兵庫区湊川町9
日本最古の近代河川トンネルとされる「湊川隧道(ずいどう)」(神戸市兵庫区湊川町9)で、約半年間貯蔵した純米酒「兵庫湊川隧道貯蔵酒『隧 ZUI』」が、初蔵出しされた。地元の企業や酒造会社の関係者ら約30人が集まり、祝福。26日から神戸市内の酒販店などで販売を予定する。(千葉翔大)
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2017年、神戸港の開港150年に合わせて隧道内で貯蔵した純米酒約1500本を初めて販売。瞬く間に完売する人気ぶりだったことから、海運会社「早駒運輸」(同市中央区)や灘五郷の酒造会社「神戸酒心館」(同市東灘区)、地元の「湊川隧道保存友の会」などが連携協定を結び、20年から「隧 ZUI」を醸造している。
1901(明治34)年に完成した湊川隧道の中は、温度が12~15度に保たれている。そこで作った酒は、すっきりと深みのある味わいが特徴だという。
2024年には、隧道内で5年間貯蔵した純米酒と純米吟醸酒の一升瓶計234本を市場に出すことも計画している。
初蔵出しは10月26日にあった。酒をトラックに積んで外に出し、参加者は鏡開きなどで搬出を祝った。神戸酒心館の安福幸雄会長(80)は「自然の環境で醸造して、落ち着いた味になった。歴史を感じながら味わってほしい」と話した。
720ミリリットルで2200円。3千本限定。11月26日に予定する湊川隧道の通り抜けイベントで、ゴール地点の長田中央いちば前(同市長田区)でも販売を予定するほか、早駒運輸が運営する神戸シーバスの観光遊覧船「bohboh(ボーボー)KOBE」内でも提供するという。