まるでカフェのような新ロビー 東灘区役所1階がリニューアル、ギャラリーも

2022/11/07 05:30

リニューアルした東灘区役所の1階ロビー=神戸市東灘区住吉東町5

 神戸市東灘区役所1階ロビーのリニューアル作業が完了した。新ロビーは、カフェのようにイスやテーブルを配置した待ち合いスペースや、市内の情報を伝えるモニターが特徴。中央に位置する折り返し階段は行き止まりになっていることを生かし、ギャラリーに生まれ変わった。 関連ニュース マリンピア神戸、売上高1.5倍狙う 26日に再オープン 人工ラグーンで体験型イベント充実 巡査が無断欠勤で東京ディズニーランドへ 兵庫県警が処分 借金400万円「お金の指導が嫌になった」 「BE KOBE」でくつろいで 県産スギ使いモニュメント、ベンチも 三宮の神戸国際会館 

 同区役所は2000年2月に新築移転したが、22年を経て床や柱の劣化が目立っていた。リニューアル前の1階ロビーは窓口業務で使われていたが、市民に広く東灘の魅力や最新情報を発信し、災害や感染症拡大など緊急事態に対応できる空間にと改装された。
 床は木目調。座る場所は元々、ベンチが2列あるだけだったが、机を囲むように並べたりソファを置いたりしてくつろげるようにした。パンフレット置き場の横にはデジタルモニターを整備し、新型コロナウイルス関連や子育て、料理などの情報を動画で分かりやすく伝える。
 折り返し階段は21年2月に証明書発行コーナーを2階市民課に移した際、レイアウトが変わって通り抜けできなくなった。機能しなくなった階段の空間を利用し、地元の住吉川を描いた絵画や、明治以降の近隣地域をとらえた写真など約10作品が飾られる。
 担当者は「区役所のロビーが皆さんの生活の一部となるような場所になれば」と話した。(小谷千穂)

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