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「入所申し込み希望を出すからには事前に必ず見学を」と強調する上田さん=大阪市淀川区西中島6
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「入所申し込み希望を出すからには事前に必ず見学を」と強調する上田さん=大阪市淀川区西中島6

 不適切な保育実態が明らかになった兵庫県姫路市の私立認定こども園「わんずまざー保育園」のニュースは、子どもを預けて働く親の不安をかき立てた。大切なわが子の安全と安心を守るにはどうしたらいいのか。保育園に預ける際、注意しておくべきポイントについて、仕事と育児の両立をサポートする家事代行会社「マザーネット」(大阪市)の代表取締役で、保育園を探す「保活(ほかつ)」に詳しい上田理恵子さん(55)=西宮市=に聞いた。(貝原加奈)

 -安心して子どもを預けるには。

 「園を選ぶ時は、認可・認可外に関わらず、申し込みの志望順位が低いところでも、必ず見学してほしい。『激戦区で選べる立場にない。見学してマイナス面を見つけたくない』という母親がいるほど切実なのは理解できるが、子どもの命を預ける場所だ。安心できるかどうか親の目と肌で感じることが何より大切。園児数や先生の数、保育料などホームページで分かる情報は事前に確認しておこう」

 -具体的に見るポイントは。

 「子どもが保育士の死角になっている場所にいないか、安全な場所に寝かせているかがポイント。また、子どもたちが萎縮せず元気があり、楽しそうにしているかも見てほしい。保育士や園の雰囲気も、子どもに向ける表情や声の掛け方などで判断できる。トイレの清潔さや、部屋の広さに対する子どもの数もチェックしよう」

 -給食の量など、保護者には見えにくい部分もある。

 「給食メニューや量、安全面の配慮などは園長先生に直接聞いてみる。親身に対応してくれるかどうかも判断材料になる。通っている場合は、保育士の入れ替わりが頻繁かどうかも注意を」

 「園の運営主体が過去に起こした事故の有無や内容もチェック。職員の資格保有者の割合や設備、園児の健康診断の実施など、行政による指導監査の結果も自治体のホームページで公表されていることが多いので参考にしてほしい。監査で指摘を受け、改善したかどうかも見ておこう」

 -園や子どもに何か気になることがあったらどうすればよい。

 「親は『預かってもらう』という感覚や保活の厳しさから、園に要望や意見を伝えることをためらいがちになる。ただ、子どもの保育園での生活を知るのは親としての当然の権利。『体重が増えない』『保育園に行きたがらなくなった』など疑問があれば迷わず園に聞くべきだ。疑問が解決できなければ、自治体の担当部署に相談してほしい」

 

 ▽うえだ・りえこ 1961年、鳥取県生まれ。84年に大手メーカー入社。仕事と子育ての両立に悩んだ経験を生かし、2001年に退社後、病児保育など家事と育児を支援する家事代行会社「マザーネット」を設立。「保活コンシェルジュ」として、企業からの依頼を受け、復職を目指す社員の保育園探しもサポートする。

【保育園選びの主なチェックポイント】

・保育士の目が届かない場所に子どもが いないか

・子どもたちの表情

・保育士の雰囲気

・トイレの清潔さ

・部屋の広さに対する子どもの数

(取材を基に作成)

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