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 未就学児から中学生までが加入でき、イベントや旅行を通じ成長を図る「単位子ども会」の数が激減している。神戸市では1989年度の625から26年で3分の1以下の203に。加入する子どもの数も、約4万人から約8400人に減った。専門家は「共働き家庭の増加などが要因。時代に合った子ども会活動を考える時代にきている」と指摘する。(杉山雅崇)

 同市こども青少年課によると、市内にある子ども会の会員数は90年度から減少に転じ、子ども会の数も減り続けている。

 少子化に加え、加入率の低下も追い打ちをかけた。90年度の児童生徒の加入率は20%を超えていたが、2015年度はわずか6・3%にとどまった。

 地域の活動への影響も出ている。

 「塩屋台のみんなで集まるのは、これが最後です」

 同市垂水区塩屋台の「塩屋台子ども会」の橋場倫子(みちこ)会長(40)は3月22日、休会セレモニーに集まった子どもたちに呼び掛けた。40年以上続いた同会は、この日で活動を休止した。

 12年には約80人いた児童が今年は45人に。共働き家庭の増加などにより、運営役員のなり手不足も深刻化した。以前は子どもが小学校にいる6年間で1回務めれば良かったが、ここ5年は2~3回担わなければならなくなった。

 セレモニーは、いつも活動で使っていた地区内の自治会館で開かれた。にぎやかなパーティーの終盤、橋場会長が休会を告げると、子どもたちは「えー…」「何でなん?」などと落胆の声を上げた。

 「子どもが楽しみにしているのは痛いほど分かるが、保護者はもう限界に近い。これも時代の流れと思うしかない」と苦しい胸の内を明かした。

【子ども会活動に詳しいこども環境学会副会長、神谷明宏・聖徳大准教授の話】子どもの習い事に熱心な親が増え、余暇の過ごし方が変わってしまった。地域密着に重きを置くなど、新たな子ども会像構築に向けた取り組みが全国で始まっている。時代に合った子ども会の姿を、若い世代が中心になって考える必要がある。

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