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横断歩道の正しい渡り方を教わる新1年生=神戸市立雲中小学校
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横断歩道の正しい渡り方を教わる新1年生=神戸市立雲中小学校

 新学期がスタートした。入学したばかりの1年生は新生活への期待で胸を膨らませる時期だが、登下校中に車や自転車に接触する交通事故が目立つ。兵庫県警によると、2012~16年の5年間に徒歩で通学中の事故で死傷した小学生は419人に上り、うち1年生は最多の124人と約3割を占めた。慣れない通学路で、どう安全に歩いてもらうかが課題だ。県警交通企画課で交通安全指導を担当する森健市課長補佐に聞き、チェックポイントをまとめた。(石川 翠)

 事故の半数は子どもにも原因があり、目立つのが「無理な横断」「飛び出し」「信号無視」だ。1年生は危険を認知する能力が不十分なため、車道を横切る際の確認事項や、どんな時に危ない目に遭うのかを親子で考えたい。

■マップづくり

 効果的なのが「マップづくり」。親子で一緒に通学路を歩き、歩道や交差点など横断する場所を一つずつ確認し、地図に落とす。できるだけ歩道がある道を選び、車道から離れよう。歩道がない道では、白い線で区切られた「路側帯」の内側を歩くようにする。

 最も事故に遭いやすいのは車道を横断する時だ。近くに横断歩道や信号機があれば、必ず移動してそこから渡るようにしてほしい。

 ただ、横断歩道でも危険はあふれている。子どもに気付いて停車する車があっても、陰から後続車が追い抜こうしたり、別車線から別の車が走ってきたりすることも。「車が通り過ぎるまで待つ」と、念入りに伝えることが欠かせない。

 事故の7割は交差点内か交差点から半径30メートル以内で起きている。信号が「青」で横断しても、右左折してくる車に巻き込まれる事故が多い。

■止まる・見る・待つ

 横断時に必要な動作は「止まる・見る・待つ」。この三つを覚えさせてほしい。

 まず、車道に出る前には、左右がよく見通せる場所で立ち止まる。ボールを追いかけるなど遊びに夢中になっていると忘れがちになるので、普段から習慣づけることが大切だ。

 次に、右・左・右の順に、近づいてくる車がないかを確認。車が来る場合は通過を待つ。電柱や塀などがあり、見通しの悪い場所では用心を重ねたい。

 いざ車道に踏み出しても油断は禁物。車は左側通行のため、渡り始めは「右」から来る車に、道路を半分渡れば、次は「左」から来る車に気を配ろう。

■車の特性を学ぼう

 「車は急に止まれない」。大人なら自明のことと思いがちだが、実は分かっていない子どもが多い。急ブレーキをかけても車が止まるには距離を要し、スピードが出ていれば数十メートルを過ぎても止まれない。また、夜間は歩行者がいても、運転手は人を認識するのが遅れがち。だからこそ、注意が必要なのだと丁寧に学ばせてほしい。

 運転席からはミラーで見えない「死角」があり、右左折の際に内輪差に巻き込まれる事故が相次いでいる。基本動作はもちろんだが、子どもがウインカーなどの合図を知れば、安全行動のための予測ができる。バックランプも同様で、普段から車の後ろには立たないように注意し、バックランプに気付いたらすぐに離れよう。

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