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病気や障害のある子どもも着脱しやすい肌着を企業と共同開発した武庫川女子大の(左から)岡奈々枝さん、西田奈七子さん、原田胡桃さん、須賀菜月さん=大阪市住之江区
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病気や障害のある子どもも着脱しやすい肌着を企業と共同開発した武庫川女子大の(左から)岡奈々枝さん、西田奈七子さん、原田胡桃さん、須賀菜月さん=大阪市住之江区
武庫川女子大生と企業が共同開発した子どもの介護用肌着。肌触りを考慮し、袖口の縫い目はベビー用で見られる外向きを採用した
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武庫川女子大生と企業が共同開発した子どもの介護用肌着。肌触りを考慮し、袖口の縫い目はベビー用で見られる外向きを採用した

 病気や障害のある子どもが着脱しやすい介護用肌着を、武庫川女子大(兵庫県西宮市)の学生4人が企業と共同開発した。特別支援学校に出向いて職員や保護者らからニーズを聞き取り、その思いを形にしてデザイン面も力を入れた。インターネットで販売が始まり「おしゃれに、気持ちよく着てもらえれば」と話す。(横田良平)

 同大生活環境学部4年の原田胡桃(くるみ)さん(21)=宝塚市、岡奈々枝さん(22)=尼崎市、西田奈七子さん(21)=神戸市中央区、須賀菜月さん(21)=大阪府和泉市。近畿経済産業局が2016年度に始めた産学協働プロジェクトに応募した。寝たきりの障害児向け介護肌着を製造したガロー(大阪市中央区)と16年6月から、より多くの子が家庭で使えるように共同で商品改良に取り組んだ。

 病院や小学校のスポーツクラブなどで聞き取り調査をしたが、けがの程度や障害の軽重などで意見は幅広く、ニーズ把握は難しかった。時には調査依頼を断られることもあったという。

 障害児が通う特別支援学校で好感触を得たのが2カ月後。プロジェクトの期間は約半年間で「周囲から大丈夫かと心配されました」と指導する大森いさみ准教授。秋以降、阪神間の特別支援学校の協力を得て聞き取りを始め、ネット調査も行った。

 その結果、着脱させやすい前開きのロンパース(つなぎ服)や、肌に優しい素材へのニーズが高かった。徹夜で試作品を作り、プロジェクトの発表会で紹介、見事に優勝した。ガローがコスト面を見直し、半袖ロンパース(1500円)とスタイ(よだれかけ、800円)を商品化した。

 素材は綿100%で、ロンパースは肌触りを考慮して縫い目を外向きに。スタイはチェック柄のバンダナ風で、のど元の気管切開痕などを隠しておしゃれに見えるようにした。

 4人は「調査がうまく行かなくてめげそうになったけど、地道にやってよかった」と声をそろえる。ガローの堀田泰弘社長は「今後も改良を重ね、できるだけ多くの子どもを笑顔にしたい」と話す。ガローTEL06・6231・9851。インターネットは「かわいい介護」で検索。

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