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 子どもがいる家庭での「もしも」の備えや、避難のタイミングなどについて、神戸市危機管理室で防災啓発を担当する三木一弘さん(49)に聞きました。

 -どう備えたらよいか。

 「備えには3段階があります。まず、身分証明など常時携帯するもの、二つ目に自宅以外での避難生活を想定したもの、三つ目に自宅で避難生活を送るためのものです。水道やガスなどライフラインが止まった場合も想定するとよいでしょう」

 -持ち出し袋に入れておいた方がいいものは?

 「紙オムツや抱っこひも、着替え、おやつなどは当面3日分が必要。東日本大震災の被災者からは、口腔(こうくう)ケア用ウェットティッシュや、使い捨てほ乳瓶があったらよかったとの声が寄せられました。食物アレルギーがある場合は、食べられるものを入れておくと安心です」

 -自宅で避難生活を送る際に必要なものはどうすればいい?

 「使った分を補充するローリングストック方式で備えて。レトルト食品やベビーフードも子どもが普段から食べ慣れているものを。子どもはすぐに大きくなります。9月1日の防災の日や1月17日など、見直す日を決めて習慣付けてください」

 -もしもの時、避難を決めるタイミングは?

 「子ども連れ家庭は、市町のウェブサイトや防災無線などで『避難準備・高齢者等準備開始』の情報を受けたら、すぐに逃げるのがいいでしょう。普段から避難マップで、階段の有無や、遠回りでも安全な道を確認しておいて。ただ、気付くのが遅れて夜中になったり、雨風が強くなったりすると無理な避難は危険です。近くの安全な建物などに移動してください。『空振りしても(危険を)見逃さない』ことが大切。危険を減らす正しい判断を日頃から心掛けて」

 -家族が一緒にいない時は。

 「東日本大震災の大津波では、家族を捜しに行った人がたくさん巻き込まれました。南海トラフ巨大地震が起きれば『津波てんでんこ』。てんでばらばらに逃げて、自分の命を守って。家族が離ればなれになった時の集合場所を、日頃から話し合って決めておいてください」

(聞き手・貝原加奈)

【みき・かずひろ】1967年、神戸市兵庫区生まれ。91年同市役所入庁。先端医療振興財団などを経て、2014年から防災啓発担当係長。3児の父。

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