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瀬戸内海のベラ
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瀬戸内海のベラ

 すっかり秋らしくなった9月。この季節、おいしい魚の一つが「ベラ」です。ベラ科の魚はたくさんいますが、この名で流通しているのは「キュウセン」という種類。体に9本のしまがあると見立てたことに由来します。昔ながらの浜料理をどうぞ召し上がれ。

 見た目が独特な「ベラ」は、その性質もユニークです。一番の特徴は、成長過程で性転換すること。小さいうちはメスで赤っぽい色をしていますが(赤ベラ)、大きくなるとオスになって体の色が変わるものが出てきます(青ベラ)。また、夜間は砂に潜って体を横にして眠り、冬場に水温が下がると砂の中で冬眠するという習性もあります。

 水深が浅く、岩礁や砂場の入り交じった場所に生息しており、甲殻類や貝類、海藻など瀬戸内海に豊富なエサを貪欲に食べて成長します。

 旬は夏場から秋口にかけて。身質は繊細でクセがなく、上品な白身のうま味が味わえます。地元でよく食卓にのぼるのは、しっかり素焼きして二杯酢に漬けたもの。唐揚げや南蛮漬け、煮付けも定番。大きなものは刺し身にすると、モチモチと弾力のある食感が楽しめます。

 淡路島には、甘辛く煮た身をそぼろにして作る「ベラのこけらずし」という郷土料理もあります。表面のぬめりに臭みがあるので、うろこと一緒にしっかり取ることが調理のポイントになりそうです。

■調理室から

 ベラは下処理が肝心。ぬめりをしっかり洗い流してから、うろこを取ります。小さく取りにくいえらや内臓は、包丁の先でかき出します。少々面倒ですが、手をかけるだけの味わいがある魚です。

■ここで買えます

 ○漁連の魚屋 とれぴちひょうご(三田市川除677の1、パスカルさんだ一番館内)TEL078・917・4137

 ○コープこうべの店舗 問い合わせは、同くらしの情報センターTEL0120・443100

【協力】
■生活協同組合コープこうべ「家庭料理研究会」
http://cooking.coop-kobe.net/about/index.php/
■JF兵庫漁連 SEAT-CLUB
http://www.seat-sakana.net/about/index.php/

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