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 兵庫県教育委員会が、県立佐用高校(同県佐用町)の通学区域を県境の岡山県東部に広げる検討をしていることが5日、分かった。少子化が進む中、高校や地域の活性化につなげるとともに、岡山県側の利便性も向上させる。このような目的のため、県境をまたいで通学可能になれば、県内の全日制公立高校で初めて。2019年度入学からの導入を目指す。

 佐用高校は姫路市などを含む第4学区に位置し、学区内から受け入れる普通科と、全県から受け入れる農業科学科、家政科がある。対象学科は未定だが、関係機関と調整の上、岡山県東部・美作市の旧大原町と旧東粟倉村、西粟倉村に通学区域を広げる予定。

 背景には、佐用町と岡山県双方が抱える地域事情がある。

 兵庫県教委の推計では、第4学区の国公立中学校卒業見込み者数は、17年3月の8250人から、25年3月には6944人に減る。神戸市などを含む第1学区と比べて減り幅は大きい。佐用町教委は「生徒が増えれば佐用高校を中心に町も活気づく」と歓迎する。

 一方、岡山県教委は近年、少子化の影響で県東部の高校を再編。美作市東部と西粟倉村から同県立高校にはバスなどで約1時間かかり、費用もかさむ。県境に近い佐用高校なら智頭急行などを使って通学時間は半減し、岡山県教委も「ぜひ実現を」と要望する。

 文部科学省によると、山間部など在住で地元の高校から遠い生徒のため、隣接府県への通学を認めるケースは、全国でほかにもあるという。兵庫県教委は「(ほかの高校の通学区域についても)隣接府県と受け入れ側双方の要望が合えば検討したい」としている。

 地域の活性化などを目的とした通学区域の越境とは別に、県内では14年度、県立村岡高校(同県香美町)が、スポーツや文化など地域の特色を生かした学びができる類型を開設し、全国から募集している。(上田勇紀)

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