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初めて本を出版した児童文学同人の会「花」のメンバー=神戸市中央区東川崎町1
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初めて本を出版した児童文学同人の会「花」のメンバー=神戸市中央区東川崎町1

 兵庫県内の児童文学作家ら14人でつくる同人の会「花」が、発足25年を記念する単行本「ワニと猫とかっぱ それから…」を初出版した。メンバーのうち8人は、神戸新聞の日曜朝刊子育て面で連載中の「おはなしの森」執筆者。小学3、4年生向けの11作品を収めており、同会は「みんなで何度も意見を出し合って仕上げた自信作。個性的な作品を楽しんで」としている。(貝原加奈)

 「花」は神戸市内で開いていた童話教室の卒業生ら18人で、1991年7月に発足した。阪神・淡路大震災でメンバー1人を失うという悲劇に見舞われたが、仲間と物語を紡ぐ喜びを支えに活動を続けてきた。

 現在、県内を中心に30~80代の女性が所属。意見交換しながら、9カ月に1度のペースで同人誌を発行している。

 単行本は昨年、初めて企画。11人の作家が書き下ろした作品を批評し合い、何度も書き直した。各1話ずつ選び、春夏秋冬の順に紹介。全ての作品に、会の名前でもある四季折々の花を登場させ、彩りを添えた。

 捨て猫の飼い主探しに懸命になる子どもの心情を描いた「すて猫 反対!」や、神戸市立森林植物園へまぼろしの花を探すため出掛けた男の子たちの胸の高鳴りが伝わる「まぼろしの花『シチダンカ』」、おしゃべりができる雪だるまとの生活で変化する子どもの心を見詰めた「雪だるまとくらす方法」など、素朴なやり取りが心を和ませる。「作品の視点は違っても、生きるヒントが詰め込まれている」とメンバー。

 本の装画と口絵は、作家でもあるくどうようこさん(62)=神戸市中央区=が担当。水彩で本の中から11の物語が飛び出す様子や、作中の花を寄せて描いた。同会代表のかねこかずこさん(71)=同市灘区=は「メルヘンからリアリティーまで、作品それぞれに持ち味があり、きっとお気に入りが見つかる。読み終わった後に前向きで、温かい気持ちになれるので、読み聞かせにもぴったり」とアピールする。A5判、175ページ、1512円。神戸新聞総合出版センターTEL078・362・7138

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