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男性養護教諭の必要性を訴え、研修会の世話役を務める梅田さん(右)と米野さん
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男性養護教諭の必要性を訴え、研修会の世話役を務める梅田さん(右)と米野さん

 幼稚園、小・中・高校の保健室で児童、生徒の健康管理を担い、女性が圧倒的多数を占める養護教諭職で、男性の果たせる役割を議論する研修会が5日、兵庫県加古川市平岡町新在家の兵庫大学で開かれる。現役の男性養護教諭らが実践報告するほか、性差をテーマにした講演などを通じ、保健室になぜ男性が必要かを考える。

 養護教諭の歴史は戦前の「学校看護婦」に始まり、戦後も女性の専門職として発展した。1947年制定の学校教育法が初めて養護教諭を規定。一般大学で資格取得が可能になるなどし、性差は撤廃された。

 しかし、男性の数は依然少ない。文部科学省の学校基本調査によると、2016年度、全国の公立幼稚園、学校で勤務したのは養護助教諭を含め41人と、全体の0・1%にすぎない。兵庫県の公立学校では加古川市立浜の宮中学校の梅田裕之さん(35)一人だけが勤務している。

 梅田さんは自らの経験を踏まえ、不登校、いじめなど男子の心のケア、性教育などで、男性の存在が求められていると話す。「思春期の児童、生徒らは性に関する悩みと直面する。女子は同性の養護教諭に相談しやすいが、男子は誰にも話せず、孤立しやすい」と指摘する。

 研修会では、他府県の男性養護教諭らも参加し、事例を紹介しながら、児童・生徒との向き合い方について議論。また「性別でみる多様性と人権」と題した講演もある。研修会の世話役を務める兵庫大学助教の米野(こめの)吉則さん(34)は「将来、養護教諭を目指す男子大学生らにも来てもらい、参考になる議論をしたい」と参加を呼びかけている。

 午前10時~午後4時半まで。参加費2千円(昼食代込み)、学生は千円。同大の米野さんTEL079・427・5111(兵庫大学代表)

(津谷治英)

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