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南あわじ市の中学生たちが被災地での学習成果を伝える新聞。市教育委員会で刷り上がった=南あわじ市役所
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南あわじ市の中学生たちが被災地での学習成果を伝える新聞。市教育委員会で刷り上がった=南あわじ市役所

 東日本大震災の被災地でボランティアに取り組んでいた兵庫県南あわじ市の中学生が4日、専用アプリを使って現地の状況をまとめた新聞を完成させた。6校の12人が2日から宮城県石巻、東松島市を訪れ、遺族や被災者らと交流。発生から6年以上がたっても癒えぬ苦悩や、阪神・淡路大震災の震源となった淡路島で受け継ぐべき教訓を、自分たちの言葉と写真で発信した。(佐藤健介)

 アプリは学校教育現場で情報通信技術(ICT)の導入が進む状況を受け、神戸新聞社が開発した。タブレット端末やパソコンなどで簡単に新聞製作が可能。調べ学習の成果や行事内容を伝え、文章力養成が期待される。来春からサービスを本格展開する予定だ。

 生徒らは2人一組になって6種類の新聞を作った。津波で多数の犠牲を出した石巻市立大川小学校を見学し、「後悔に満ちた場所」「『風化させるな』と訴えかけるよう」と胸に迫る表現で記事化。同校に通う娘を亡くした佐藤敏郎さんからは、児童らを裏山に避難誘導させなかった学校側への疑念を聞き、「しょうがないで終わらせてはいけない」「命を守るために判断力が必要」としたためた。

 集団移転地となった東松島市あおい地区で淡路三原高校(南あわじ市)郷土部が淡路人形浄瑠璃を披露する様子にも触れ、「頑張っている姿に感動した」と被災者の感想を紹介。編集後記として「絆の大切さが改めて感じられた」「家族など身の回りの方々にも伝えたい」などとつづった。

 「災害に備える意識や、被災者が明るさの陰に持つ心の傷を学んだ」という倭文(しとおり)中2年の清水美空(みく)さん(13)は「新聞にすると、バラバラの情報が整理でき、伝えやすくなる」と話した。

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