兵庫県内の各地で22日、公立小学校の卒業式が行われた。姫路市立城陽小学校(同市北条)では、2クラス80人が卒業式に臨み、6年間通った学びやに別れを告げ、新生活に期待を膨らませた。
同校の卒業生はなじみの制服姿で入場。担任に名前を呼ばれると「はい」と大きな声で返事し、原田貞雄校長から卒業証書を受け取った。原田校長は「困ったときはすぐ近くに解決策があることが多い。身近な人と協力しながら成長してほしい」と語り掛けた。
卒業生全員で述べた門出の言葉では、運動会や修学旅行の思い出に触れ、「自分で考えること、責任を果たすこと、人を思いやることを学びました」と振り返った。「旅立ちの日に」の合唱では、涙ぐむ児童の姿もあった。
この日、県内では阪神間や但馬、北播地域の一部を除く603校で卒業式があった。(谷川直生)
