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母校を訪れ、恩師らに高校の魅力を伝える生徒=西宮市苦楽園三番町、苦楽園中学校
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母校を訪れ、恩師らに高校の魅力を伝える生徒=西宮市苦楽園三番町、苦楽園中学校
中学1、2年生の保護者も訪れた学校説明会=西宮市高座町、市立西宮高校
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中学1、2年生の保護者も訪れた学校説明会=西宮市高座町、市立西宮高校

 少子化による生徒数減少で、高校でも受験生の“争奪戦”が激化している。学区再編から4回目になった2018年度の入試で全日制39校が定員割れとなった兵庫県内の公立高校でも、夏や秋に実施していたオープンハイスクールなどを前倒しし、5月から開く学校が増加。高校生が教諭の代わりに母校を訪れて魅力を説明したり、卒業生や同窓会が支援したりと、総力を挙げてアピールしている。(広畑千春)

 5月12日、本年度のトップを切って開かれた伊丹市の県立伊丹北高校(総合学科)の学校説明会には、生徒や保護者ら300人以上が参加。以前は夏休みに開いていたが「初めて見た学校の印象が一番強いはず」と2年前から5月に催す。6~7月にもオープンハイスクールのほか、終業後に「イブニング見学会」として部活動も見学できる場を設定。18年度は定員割れになったが、担当教諭は「準備は大変だが、一人でも多くの受験生が来てくれれば」と話す。

 兵庫県教委のまとめでは、5月に学校説明会やオープンハイスクールを開く県内の公立高校(全日制)は18年度16校で、15年度の12校から約3割増えた。うち第2学区(阪神・丹有地域)が12校を占める。ある高校の担当者は「大阪などの私学も競争相手。私学の中高一貫校から転学する生徒もおり、攻めの姿勢でPRしたい」と意気込む。

 こうした行事には、中学1、2年生やその保護者の参加も目立つ。5月の金曜日にあった西宮市立西宮高校の説明会を訪れた女性(46)は「娘はまだ中1だが、選択肢も広がっているし、いろんな学校を見て志望校探しに役立てたい」と熱心に耳を傾けた。

 訴え方も工夫が進む。授業体験や生徒による紹介に加え、生徒が中学校訪問をする例も。西宮市の県立西宮甲山高校が母校を訪れて魅力をアピールする「甲高(かぶこう)伝え隊」のメンバーを募集したところ、13人が手を挙げた。パンフレットは、同窓会が制作費用を負担した。

 同高2年の女子生徒2人は出身の市立苦楽園中学校で、生徒向けのビデオ撮影に臨んだ。2人は「学校の楽しさを後輩に伝えたかった。人前でも話せると、自信になった」と話した。

 9日からは県内9会場で、兵庫県進路選択支援機構(神戸市中央区)の主催で、136の高校・高専が参加する合同説明会も開かれる。同機構の山本康義参与は「早い時期から多くの高校を見比べたいという生徒らの声は強い。私学授業料の一部無償化も始まるとされる中、公立高校もより一層のアピール力が求められている」としている。

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