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基調講演する山田浩雅愛知県立大准教授=神戸市中央区港島中町6
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基調講演する山田浩雅愛知県立大准教授=神戸市中央区港島中町6

 精神障害者や家族、支援者らによる「全国精神保健福祉家族大会in兵庫(みんなねっと兵庫大会)」が26日、神戸市中央区の神戸ポートピアホテルで始まった。全国から約1500人が参加。基調講演では愛知県立大学の山田浩雅准教授が「思春期の発症が多く、誰でもかかりうる」として、学校で正しい知識を教える重要性を訴えた。(広畑千春)

 全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと)と兵庫県精神福祉家族会連合会(ひょうかれん)の主催。

 山田准教授は、精神疾患に関する教科書の記述について、約50年前には「本人の同意なく優生手術ができる」と記載されていたと指摘。1970年代初めに「適切な理解が必要」と変わったが、78年度以降は記述自体がなくなったと紹介し「教えないことが、精神疾患や精神障害者への差別・偏見の源泉」と批判した。

 さらに、不安などの初期症状は一般的なため「病気の特性を学んでいなければ、保護者も教員も本人も、状況や対処法が分からないまま症状を悪化させてしまう」と説明。6歳から精神疾患を学んでいる豪州などの例を挙げ、心の不調や病気を予防したり、気付いて相談したりする「メンタルヘルスリテラシー」を身に付ける必要性を強調した。

 講演を聴いた姫路市の女性(72)は、拒食症やうつ症状があった娘を自死で失ったといい「知識があれば娘の苦しさに気付けたかもしれない。学校で学ぶ機会があれば、救われる命もあるのでは」と力を込めた。

 27日には神戸国際会議場で、就労など六つの分科会が開かれる。

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