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夜間中学で授業を受けるベトナム国籍の生徒(右)=神戸市立丸山中学西野分校
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夜間中学で授業を受けるベトナム国籍の生徒(右)=神戸市立丸山中学西野分校

 戦中戦後の混乱期に働かざるを得ず、義務教育を受けられなかった人らが学んでいた夜間中学には現在、多くの外国人が通う。夜間中学の歴史を研究する横浜市立中学校事務職員の大多和雅絵さんによると、1990年代以降、東南アジアや南米などから来日する「ニューカマー」の増加に伴い、夜間中学に外国籍の生徒が増えたという。

 兵庫県内3校で学ぶ外国籍60人の出身は11カ国。中国17人、ベトナム16人、韓国・朝鮮10人、ネパール7人と続く。

 丸山中学西野分校(神戸市須磨区)で学ぶグェン・ティ・キム・チャンさん(27)はベトナム出身だ。母国ではきょうだいを養うため中学を途中でやめ、働いた。2017年に単身来日。昼は神戸市内の工場に勤務し、夜は同校に通う。「日本語がうまくなれば仕事も上達する」と意欲を見せる。

 兵庫中学北分校(同市兵庫区)で学ぶ張青さん(55)は、母国の中国では農作業や工場労働などのため学校に通えなかったそうだ。日本人男性と結婚して来日。子育てを終えて「日本語を学びたい」と入学した。「やっと自分の人生を見つけた気分」と話す。

 成良中学琴城分校(尼崎市)の桜井克典教諭によると、外国籍の入学希望者の多くは在校生の口コミで夜間中学を知ったという。各校とも、習熟度に合わせてクラスを分け、教師が担当教科以外の科目を教えることもある。外国人労働者の受け入れ拡大で入学希望者の増加が予想される中、桜井教諭は「通訳スタッフの派遣回数を増やすなど、受け入れ体制の充実が必要」と訴える。(井上 駿、広畑千春)

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