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幼児教育の質の向上について話し合ったパネル討議=神戸国際会館
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幼児教育の質の向上について話し合ったパネル討議=神戸国際会館

 幼児期の子どもにどのように育ってほしいのか-。幼児教育の質を向上させるため、幼稚園や認定こども園、保育所で、目指す姿を共有しようと、「全県幼児教育連携促進フォーラム」がこのほど、神戸市中央区の神戸国際会館で開かれた。教育の担い手の連携強化を促そうと、兵庫県教育委員会などが初めて企画し、県内の保育士や幼稚園教諭ら約540人が参加。パネル討議では、保護者との間で相互理解が深まるような情報発信の在り方について意見交換した。(井上 駿)

 国は、3歳児以上の幼児教育の整合性を確保するため、2017年以降、幼稚園、認定こども園、保育所の指針を改定。遊びや生活面での指導を通じて幼児期の終わりまでにどんな姿に育てたいのか、共通の理想像を示して、小学校と円滑につなごうとしている。

 これを受けて、県では、各施設の方針を尊重しながら、保育士や幼稚園教諭らに子どもの学びや成長について共通認識を持ってもらおうと、連携促進に取り組んでいる。

 フォーラムでは、まず基調報告として、県教委の村田かおり義務教育課長が「幼稚園、保育園の文化の違いや壁を取り除き、同じ地域で育つ子どもたちをみんなで育てるという意識を持ってほしい」と参加者に呼び掛けた。

 パネル討議では、参加者が、子どもの成長について施設と家庭が共通認識を持つための取り組みを紹介。

 県国公立幼稚園・こども園長会会長の岩浜里江子さんは、ホームページを毎日更新し、送迎時には担任が保護者に子どもの1日の様子を伝えていると強調。「短い時間の中で子どもの成長を言葉で伝えることが大事」と述べた。

 県私立幼稚園協会理事長の濱名浩さんは、ブログや写真での情報発信に取り組んでおり、「園児が『今日はこんなことをしたよ』と、自分の経験を意味づけて親に対話できるようになる」と話した。

 県保育協会副会長の松山孝博さんは、他園の取り組みを学ぶためにも情報発信が重要と指摘。「保護者や入園希望者に施設をきちんと見てもらい、専門用語をできるだけ使わない形の情報提供が必要」とした。

 また、「子どもや園への期待が大きすぎて、不安になっている親が多い」、「保護者の思いがさまざまで、施設と保護者の価値観のずれを埋めるのが大変」などの指摘もあった。

 このほか、鳴門教育大の佐々木晃教授が「これからの時代に求められる幼児教育」のテーマで講演した。

 県は今後、保育士や幼稚園教諭らを対象にしたグループ研修、保護者向けの幼児教育資料の作成などを進めていく。

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