兵庫医科大と兵庫医療大が統合へ 2022年4月

2020/01/10 20:33

統合について説明する(左から)藤岡宏幸学長、太城力良理事長、野口光一学長=西宮市武庫川町、兵庫医科大

 学校法人兵庫医科大学(兵庫県西宮市、太城力良理事長)は10日、運営する兵庫医科大(同市)と兵庫医療大(神戸市中央区)を2022年4月をめどに統合すると発表した。現兵庫医療大を兵庫医科大神戸キャンパスとする。 関連ニュース インフル感染も防ぐ「ダチョウの卵」の力 家族が認知症かも…と思ったら? 医師「早めの薬で機能低下を緩やかにできる」 オキシドールで乳がん治療 1回数百円

 医療大は医科大の兄弟校として07年に神戸・ポートアイランドで開学した。薬学部、看護学部、リハビリテーション学部があり、看護師、薬剤師、理学療法士など医療職を養成する。
 兵庫医科大病院(西宮市)で医学部生らと症例を診断したり、治療・ケアの方針を決めたりする演習を行っており、多職種連携のカリキュラムをより円滑に組み立て、頻度も増やすために統合を決めた。
 医科大の野口光一学長は「チーム医療は世界の流れ。質量ともに発展させる」と抱負。医療大の藤岡宏幸学長は「日進月歩の臨床現場で課題を解決する手法を伝えたい」と期待を寄せた。(佐藤健介)

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