休校中はネットで学習 児童向けウェブ教材広がる
2020/03/10 09:42
科学技術広報研究会が作った臨時休校対応の特設サイト
休みの間は、インターネットを使って家で楽しく学習しよう-。新型コロナウイルス感染拡大の影響で学校が臨時休校になったことを受けて、自宅にいる時間の長い児童生徒向けにウェブ教材を提供する動きが広がっている。兵庫県内でも需要は大きそうだ。
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全国の大学・研究機関の広報担当者らでつくる「科学技術広報研究会」が作った臨時休校対応の特設サイト。天文、生命、環境など理系分野の最新知識を、動画や読み物で紹介している。
さらに再生医療への応用が期待される幹細胞のハンドブックや、ノーベル賞受賞者の大隅良典・東京工業大栄誉教授の講演なども掲載。“研究者の卵”の意欲を高める内容となっている。
IT大手のヤフーは、自宅学習支援サイト「ヤフーきっず おうち学校」を立ち上げた。動画や写真を使った無料コンテンツを提供し、国語や算数などの主要教科に加え、英語や家庭科なども学べる。体育では、自宅でできる体操を紹介している。
また、教育サービス大手の学研ホールディングスは「Gakken家庭学習応援サイト」を設け、調べ学習に活用できる百科事典や各教科の授業動画などを無料で公開している。
科学技術広報研究会の特設サイトのURLはhttps://sites.google.com/view/jacst‐for‐kids/home(佐藤健介)
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