教育

教育ニュース
  • 印刷
授業中は机を回って生徒をサポートする学習指導員の大西雅代さん=川西市向陽台3、市立緑台中学校
拡大
授業中は机を回って生徒をサポートする学習指導員の大西雅代さん=川西市向陽台3、市立緑台中学校

 新型コロナウイルスによる休校で生じた学習の遅れを取り戻すため、兵庫県内の学校で児童生徒や教員をサポートする「学習指導員」の確保が難航している。県と神戸市で11億円を超える予算を計上し、県内全41市町の小中学校に1~2人を置く方針だが、30市町で不足。県教育委員会などは「力を貸してほしい」と担い手を募っている。(斉藤絵美)

 「ここを参考にしてください。Do you playまでは一緒ですよね」

 川西市立緑台中学校で6月から学習指導員を務める塾講師の大西雅代さん(44)=三田市=は、教員とともに1年の英語の授業に入る。

 「ノートを取るのに精いっぱいな子、どんどん自習を進める子などさまざま。個人個人のサポートを大切にしたい」と大西さん。1年の女子生徒(13)は「先生が2人いると質問しやすい」と歓迎する。

 県は2014年度、地域人材を活用し、放課後に子どもたちの学習を支援する「ひょうごがんばりタイム」をスタート。19年度は県内406校で1058人が活躍した。

 コロナの感染拡大を受け、授業時間中もサポートできるよう、大半が学習指導員に衣替え。国庫支出金を活用し、教員免許を持つ人はクラスを分けて少人数の授業ができ、免許がなくても教員の補助として学習をサポートできる。

 県教委は本年度中に、神戸市を除く県内市町の全小学校576校に各2人、全中学校255校に各1人の配置を目指し、4、6月の補正予算に計6億3400万円を盛り込んだ。

 しかし、6月中旬時点で調べたところ、県内市町の大半が「足りていない」とした。

 「大学生も想定していたが、学外での活動を制限している大学もあり、人材が集まりにくくなっている」と県教委の担当者。退職した教職員らを想定してホームページ上に人材バンクも新設したが、登録者は約110人にとどまり、指導員増にはつながっていない。

 神戸市は対象を教員免許の保有者か元教員に限り、250人の人件費約5億1000万円を補正予算に計上。退職者らに声を掛けたが、こちらも伸び悩んでいる。

 県教委担当者は「コロナの影響で、教員の多忙化に拍車がかかっている。地域の人に学校に入ってもらえば、子どもたちによりきめ細やかな目配りができる」と協力を呼び掛けている。

教育の最新
もっと見る

天気(10月25日)

  • 20℃
  • 12℃
  • 0%

  • 20℃
  • 10℃
  • 10%

  • 20℃
  • 12℃
  • 10%

  • 22℃
  • 10℃
  • 10%

お知らせ