さあ冬休み、一部小中学校で終業式 新型コロナで期間にばらつき
2020/12/23 12:12
通知表を受け取る児童=23日午前、兵庫県稲美町森安
兵庫県内の一部の公立小中学校で23日、2学期の終業式があった。新型コロナウイルスの影響で1学期に約2カ月間休校があり、再開後の授業の進み具合などから、冬休みの期間は伊丹市で8日間、小野市、市川町で15日間と、市町によってばらつきが生じている。
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県内で終業式が最も早い5市町のうち、稲美町の天満南小学校では感染対策として体育館には集合せず、校内放送を通じて各教室で開いた。それぞれのクラスの代表が2学期の成果として「鉄棒の逆上がりができた」「九九の名人になれた」などとマイクの前で発表。寺坂誠芳校長(58)が14日間の冬休みに向け、「コロナで大変だったが、成長の多い2学期だった。始業式には全員が元気に笑顔で登校を」と語り掛けた。
2年1組では、担任の上野はるな教諭(25)が「できることが増えたね。算数の見直しを頑張ろう」などと話し、通知表を手渡した。男児(8)は「冬休みは皿洗いをしてお母さんを喜ばせてあげたい」と話した。(笠原次郎)